DDR5とDDR4どっち?2022年ゲーミングPCメモリ選び方!

メモリDDR5、DDR4どっち?2022年ゲーミングPCメモリ選び方!

この記事は2022/1/27に作成しました。

2022年1月現在パソコンのメモリは、新規格のDDR5とDDR4が主販売されています。DDR5とDDR4どっちがいいのかと迷う人もいるかもしれませんが、メモリはマザーボードの規格に合わせて選ぶ必要があります。新規ゲーミングPCを選ぶ際も、DDR5とDDR4の規格が混ざって販売されていますので、増設したい場合は注意が必要です。基本の知識を元に現在のメモリの知識まで解説していきます。

参考 メモリの基礎の内容

メモリによる不具合の解決方法

で解説していますので参考にしてください。

メモリの呼び名が2つある

DDRという呼び方が一般的ですが、メモリの呼び方が2つあります。

  • メモリーチップ名・・・DDR
  • モジュール名・・・PC

という呼び方があります。

例えば

DDR5-4800とPC5-38400はデータ転送速度は4800MB/秒と一緒です。

PC5の数値の部分の8分の1がデータ転送速度になると覚えておけば混乱しないです。

(例、38400÷8=4800)

購入時の表示がDDRの書き方ではなくて、PC5-38400といったように記入されていることもあります。

画像はAmazonより 例 上記のようにメモリーチップ名、モジュール名など2つ書かれているものもある

画像はAmazonより 例 上記のようにメモリーチップ名、モジュール名など2つ書かれているものもある


DDR5メモリとDDR4メモリの違い

DDR5メモリとDDR4メモリでは、使用するCPU、マザーボード、メモリを購入する場合に注意しなければならないです。

現在主流なメモリ対応の一部

DDR5・・・

  • Intel・・・第12世代CPU対応のマザーボードのLGA1700に使用
  • AMD・・・現在DDR5メモリ対応マザーボードなし

DDR4・・・

  • Intel・・・第12世代CPU、第11世代CPU、第10世代、第9世代、第8世代CPU対応のマザーボードLGA1700、LGA1200、LGA1151に使用
  • AMD・・・Ryzen5000シリーズCPU、Ryzen3000シリーズCPU、Ryzen2000シリーズCPU対応のマザーボード

DDR5メモリは第12世代CPU対応のマザーボードのLGA1700にしか使用されていないので、数も圧倒的に少なく、金額もまだまだ高額です。DDR4メモリはマザーボードの互換性がたくさんあり種類も豊富です。

DDR5メモリ表示 DDR5とDDR4メモリ表示比較
DDR4メモリ表示 DDR5とDDR4メモリ表示比較

メーカーが一緒で形が同じメモリでもDDR5、DDR4と種類があるので確認して購入しよう


メモリデータ転送速度の違い

データ転送速度ではDDR5メモリの方が速いです。

DDR5・・・

  • DDR5-5200、PC5-41600・・・データ転送速度5200MB/秒
  • DDR5-4800、PC5-38400・・・データ転送速度4800MB/秒

DDR4・・・

  • DDR4-3200、PC4-25600・・・データ転送速度3200MB/秒
  • DDR4-2666、PC4-21300・・・データ転送速度2666MB/秒

DDR5メモリはデータ転送レートを最大8400Mbsまで想定して作られています。理論上はDDR5が速いですが、PCゲームの種類によっては、DDR5でもDDR4でもあまり処理能力が変わらないものもあります。


使用するマザーボードでメモリを選ぶ

上記のようにDDR5は互換性がなく、Intel第12世代CPU対応のLGA1700マザーボードを使用している方が、DDR5メモリを選ぶ必要があります。

注意点!以前の記事【2022年最新版】Intel第12世代対応マザーボードチップセットの選び方のポイント!でも記述しましたが、Intel第12世代CPUは、DDR5メモリ対応のマザーボードとDDR4メモリ対応のマザーボードの2種類あるので、マザーボードとメモリ購入時に確認が必要です。


メモリ購入時に注意!データ転送速度とオーバークロック!

JEDEC準拠メモリという言葉を聞いたことがあるでしょうか?

簡単に説明すると標準規格を決定する半導体技術協会です。

このJEDECはメモリでも標準規格を決めています。

現在主流のJEDEC準拠メモリは、

  • DDR5-4800
  • DDR4-3200
  • DDR4-2933
  • DDR4-2666
  • DDR4-2133

です。

つまり、DDR4-3600やDDR5-5200などの表記で販売されているものは、

オーバークロックでの動作での表記になっていて、UEFIの画面(わかりやすくに言うとBios)でオーバークロックの設定がする必要があります。通常設定なしでメモリを差した場合は、3600MB/秒や5200MB/秒の転送速度にならないので注意! 


XMP機能は、簡単にオーバークロックできる機能

最近のマザーボードでは、オーバークロックが簡単にできるXMP機能があります。

 

マザーボードのメーカーや種類によって、Overclock ModeやA-XMPやD.O.C.Pなどの独自の呼び方がありますが、オーバークロックの設定と理解しときましょう。

設定は、UEFI画面に入り、この項目をONにするだけでオーバークロック可能です。

また、オーバークロックのことをOCと表記することがあります。

UEFI画面XMP(オーバークロック)設定

例えば、上記の画像のようにXMP設定すればオーバークロック(OC)してメモリのデータ転送速度が上昇する


通常PCやゲーミングPCは何ギガいいの?

通常のPCは、8GBあった方が安心。ゲーミングパソコンでのメモリは、16GB以上を推奨します。

Windows11推奨メモリ容量は4GBですが、通常PCでも多くのアプリ等を使用しながら、パソコンを使用する方は、8GBあった方がもっさりとした動作が少なくなると思います。

ゲーミングPCは、16GB以上をおすすめします。近年PCゲームの質が上がってきているので、高スペックを望む場合は32GB以上が良いです。


メモリ2枚差しがおすすめ!デュアルチャンネル

メモリ2枚差しがおすすめ!デュアルチャンネル

メモリ1枚16GBとメモリ2枚8GBはどちらが良いのか?

これは、メモリ2枚8GBの方が「デュアルチャンネル」という機能で高速になります。

もちろんメモリ2枚とメモリ4枚差しの方が速いです。

以前書いたページでも紹介していますので、

詳細はメモリの選び方、ゲーミングPC用~2020年最新版~のページで確認可能です。


最後に2022年おすすめメモリを種類別に紹介していきます!

Intel第12世代対応メモリ DDR5-5200

Intel第12世代対応メモリ DDR5-4800

OCおすすめメモリ DDR4-3600

モジュール規格では、PC4-28800です。

高スペックゲーミングPC推奨メモリ DDR4-3200

モジュール規格では、PC4-25600です。

価格を抑えたい方におすすめ!メモリ DDR4-2666

モジュール規格では、PC4-21300です。

メモリDDR5、DDR4どっち?2022年ゲーミングPCメモリ選び方!まとめ

DDR5、DDR4は使うCPUとマザーボードで確認して使用することが分かったと思います。 DDR5は、まだまだ金額が高いので、DDR4で十分かと思いますが、最高の性能で使用したい方は、Intel第12世代CPU+DDR5対応マザーボード+DDR5メモリをセットということを把握しましょう。ちなみにRyzen次世代CPUのRyzen7000シリーズがDDR5メモリ対応が決定されています。

  • DDR5はIntel第12世代対応マザーボード
  • DDR4の方が種類や互換性が豊富
  • オーバークロックしないとデータ転送速度が発揮できないことがある
  • 情報・・・DDR5はAMD Ryzen7000シリーズに対応することが決定

ここまで読んでいただきありがとうございました。


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